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蘭の花をモチーフに、現代を強くしなやかに生きる女性像を表現した 「パート・ド・ヴェール限定モデル」


セイコー<クレドール>より、「パート・ド・ヴェール2015限定モデル」1機種が2015年8月31日(月)から発売されます。希望小売価格は2,400,000円+税、数量は限定20本です。


  <クレドール>は、日本人の感性と精緻を極めた技術により、豊かな個性を持つ高級ドレスウオッチのシリーズとして1974年に誕生しました。フランス語で「黄金の頂き(CRETE D’OR)」を意味するその名前に相応しく、ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで、厳選された素材に名工の技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けています。


  2012年よりクレドールは、ジュエリー作家・塩島敏彦(しおじまとしひこ)氏とのコラボレーションにより、ピクウェ(※)をはじめとする高度な工芸技法を用いて、女性の心を豊かにするウオッチを毎年創り出してきました。今回発売する限定モデルは、“幻のガラス”といわれる特殊なガラス工芸技法「パート・ド・ヴェール」をダイヤル(文字盤)の装飾に用いた、世界でも類をみない希少性の高い商品です。優美なデザインにより、その独特なガラスの質感と絶妙な色彩が際立つ、芸術的ともいえるウオッチが誕生いたしました。


(※)ピクウェ:蝶貝、べっ甲、象牙などの有機素材に模様を彫ってくり抜き、くり抜いた部分に貴金属を嵌め込む高度な象嵌技法のことで、2012年よりクレドールのモデルにも採用しています。

■幻のガラス「パート・ド・ヴェール(Pate de verre)」


「パート・ド・ヴェール」は、フランス語でガラスの練り粉を意味する言葉で、日本では「鋳込み(いこみ)ガラス」と呼ばれる特殊なガラス工芸技法です。ガラス粉末に糊料を加え練ったものを、型に詰めて窯の中で焼き上げ、冷却後にさらに磨きをかけて仕上げます。一般的なガラスの成形方法とは異なり、微細な粉末状のガラスを用いるため、細部も自在に発色させることができ、極めて表現豊かな作品を作ることが可能です。オリス時計の評判また、ガラス粒子が熱で溶着する際、粒子間に気泡を多く含むために生まれる、独特の不透明で柔らかな発色が特徴です。


  その歴史は非常に古く、紀元前16世紀頃にメソポタミアで考案された技法と言われていますが、量産可能な吹きガラスが発明されると、製作に手間がかかるパート・ド・ヴェールは急速に勢いを失くし、古代ローマ時代に断絶してしまいます。その後19世紀にアール・ヌーボーの作家たちによって再現され、魅力的な作品が数多く生まれましたが、製作方法は作家の秘法として後世に残さなかったために、やがてその大半が途絶えることとなりました。  塩島氏は、パート・ド・ヴェールを、卓越した造形力と色彩感覚により美しいジュエリーとして再現し、その精密で色彩豊かな表現力により高い評価を得ています。今回のモデルにはこの塩島氏の優れた技術をダイヤルの装飾として採用し、手元を優雅に彩るウオッチに仕上げています。



■蘭の花をモチーフにした華麗なパート・ド・ヴェールのデザイン


  気品あふれる蘭の花のモチーフにしたパート・ド・ヴェールは、白からピンク色の繊細なグラデーションに仕上げ、自然が織りなす豊かな色彩を再現しています。背景も同系色のピンク色にまとめ、蘭の花の美しい立体感を創り出しています。


  蘭の花を緑の葉で囲い、自然界に咲く蘭の生き生きとした生命力を美しいコントラストとともに表現しています。


  パート・ド・ヴェールは、最厚部でわずか2.5mmと非常に薄く精密に製作されており、時計のダイヤルとして、限られた厚さ内でめりはりのある立体感を表現するためには高度なテクニックが必要です。


  ダイヤルはパート・ド・ヴェールのデザインに調和するように中心からオフセットし、薄ピンクに仕上げた白蝶貝を使用しています。12、3、6、9時位置の4か所にはダイヤモンドでアワーマーク(時目盛り)をレイアウトしています。

■パート・ド・ヴェールを引き立てるケースデザインとストラップ


  ピンク色のパート・ド・ヴェールと調和する18Kピンクゴールドケースにダイヤモンドを繊細に取り巻き、端正なデザインに仕上げています。


  パート・ド・ヴェールの色彩と柔らかな質感を引き立てるため、光沢が美しいシルバーのサテン調のストラップを採用しています。


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