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表裏合計24の機構を搭載したヴァシュロン・コンスタンタンの超弩級時計を詳しく解説!


スプリットセコンド・クロノグラフ機構は、2つのコラムホイールを備える水平クラッチ式。限定1本。 ケースサイズ:50㎜ ケースの厚さ:21㎜ ケース素材:18KPG ストラップ:アリゲーター 巻き上げ:手巻き 搭載キャリバー:Cal.2756 防水性能:非防水 振動数:毎時1万8000振動 パワーリザーブ:約65時間 ムーブメントのパーツ数:1163個 石数:40石 ムーブメントの直径:33.3㎜ ムーブメントの厚さ:16.35㎜
価格:要問い合わせ
問:ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL:0120-63-1755

表と裏のダイヤルの分針が異なる太陽時を指し示す
ヴァシュロン・コンスタンタンは、一度も途切れず現在に至った最古の時計メゾンである。ロレックス サブマリーナその工房には、長く研鑽してきた技術力を注ぎ込んだ特別な時計を製作するレ・キャビノティエ部門がある。2020年、そのアトリエでメゾン史上に残る複雑なモデルが、産声を上げた。それが、本作。表裏2つのダイヤルをもつ径50㎜、厚さ21㎜のケースには、 実に24もの機構が収まっている 。

ミニッツリピーターを搭載する“ラ・ミュージック・デュ・タン”シリーズの、これは最新作。上の写真のダイヤルに備わる4つのインダイヤルは、左上が時刻表示を、右上はスモールセコンドとクロノグラフの30分積算計をそれぞれ担い、下の2つで永久カレンダーの各暦を示す。中央の2本の針は、スプリットセコンド・クロノグラフの秒積算計針。クロノグラフはワンプッシュ式で、写真の下側のボタンでスプリット秒針を操作する。

下の時計の写真が、反転させた状態。不思議なことにこちらを表に装着しても、リューズは上の写真と同じ右側に来る。つまり両面のダイヤルを上下に180度反転させているのだ。クロノグラフのボタン機能とリピーター用レバーの操作方向は変わるが、リューズの向きは変わらず、見た目的に違和感がない。

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ダイヤルを反転させた状態の写真

12時位置にトゥールビヨンを掲げるダイヤルは、天文表示を司る。6時位置が月齢・月相表示で、3時位置が日の出と日の入りの時間、9時位置が昼夜の長さを表す。そして中央に設置された分針のウエイトは、太陽を象っている。これは単なる装飾ではない。地球の自転周期に基づいた 真太陽時を時分針で示している ことを、表現しているのである。地球と月、太陽とにかかわる天文時間だけを、一方のダイヤルに集約させた。

驚くほどに複雑なムーブメントの 総パーツ数は、1163個 にも及ぶ。そのすべてが完璧に手仕上げされて、ジュネーブ・シールを取得した審美性も併せもつ。

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